2023/06/16
化学物質と関連した環境病は先進国ほど多い?
ひと昔前は、化学物質の被害と言えば公害病でした。
例えば、有機水銀中毒の水俣病(1953年~)森永ヒ素ミルク中毒事件(55年)PCB(ポリ塩化ビフェニル化合物)やダイオキシンが誤って食用油に混入したカネミ油症事件(68年)など、甚大な被害を引き起こした公害病は、特定の原因化学物質が明らかにされています。
それから半世紀余り経過した現在は、環境中に存在する化学物質の数は10万種類とも言われています。 原因物質は特定できませんが、何らかの化学物質が関連していると考えざるを得ない病気が増えているのが現在です。
先進国と言われる国ほど、昔はなかった新しいタイプの病気が増加しています。
近年、増えている子どもの病気には、ぜんそくやアレルギー、アトピー、花粉症にくわえ、化学物質過敏症があります。ひどい牛乳アレルギー、頭痛持ち、慢性疲労を抱えていることで、記憶力や思考力が低下して、いつも肌トラブルに悩み、情緒が不安定で、あらゆる化学物質に反応する・・・・そんな複雑な症状に悩む子どもが増えています。
また環境病と考えられている病気に、腹痛や下痢、便秘などを長期間繰り返す過敏性腸症候群、全身の至るところが激しい痛みに襲われる線維筋痛症候群、つねに疲労と倦怠感に悩まされ、怠け病と誤解されることがある慢性疲労症候群、多発性化学物質過敏症などがあります。
これら「症候群」と呼ばれる環境由来のものは様々な症状が複雑に重なり合っています。
環境病はこどもだけでなく大人の身体にも大きな影響があります。
過去の公害などから今の子ども達を健康で元気に育てるための知識と知恵を持つ心得です。
・TVマスコミを鵜呑みにしない、自分で情報を集める
・ネット情報は慎重に調べる
・有害物質は胎児や乳幼児に対して影響が大きいことを肝に銘じる
・製品の成分に疑問がある時は違う選択をする
・予防原則で早めに対応する
健康は自己責任の時代です。
子どもの健康を守れるのは家族の愛です。
2023/06/15
幼児期の脳の発育は栄養が最も大切、脳は神経細胞の塊
幼児期に身体の機能が完成する、幼児期は人間としての様々な機能が大きく開発されるときでもあります。
身体も頭脳もこころも、生体機能としてはほぼ完成に近づきます。
人間の臓器は発育しやすい年齢が決まっています。
そしてそのタイミングを逃すと十分な発育が期待できなくなることも考えられています。
発育すべき時に十分に発育させてあげられる状態をご家庭で作ってあげる事はとっても大切なことになります。
例えば、脳や脊髄は3歳で大人の8割程度にまで発育しますが、言いかえると、しっかりと働く脳にするのは、この時期に脳の発育に必要な栄養を摂取させてあげられるか否かがカギになるという事です。
2023/06/07
発達障害の影響として脳は脂肪のかたまり、有害化学物質は脂肪と結びつく可能性も
人間の脳は60%が神経細胞膜などの脂肪からできています。
従って脂溶性の有害化学物質が体内にはいった場合、千数百億個の脳細胞は、その影響を受けやすくなります。
本来脳には、血液脳関門という関所があって、脳を混乱させる物質の侵入を防ぐようになっていますが、化学物質は脂肪に溶け込んで身を隠すように脳内に侵入していきます。
知能、学習、記憶、注意力、集中力、気分などを支配している神経伝達物質も有害化学物質の影響を受けると考えられています。
中でも、胎児や乳幼児の脳は脂溶性化学物質がもっとも蓄積されやすいのです。
近年は、子ども達に自閉症、学習障害、多動症、適応障害などが増えていますが、子ども達の脳を作り上げていく過程において正常な発達に有害化学物質が支障を与え、広範囲で複雑な神経機能に影響を与えていないか大変心配です。
海外では禁止や規制が続出しているトランス脂肪酸などは全身の健康を蝕むほどの害があると言われています。
アメリカでは使用の禁止になっていたり、ヨーロッパ諸国でも含有量の規制などが進められ、中国や韓国でも含有量の明記が義務づけられましたが、いまだに日本ではトランス脂肪酸に対して具体的な措置が施されていません。
実は日本の食の安全性は世界の先進国に比べて大きく出遅れてしまっています。
2023/06/02
子どもの健康不安の根本原因をゆっくりと探ってみませんか?
「食べ物の命」を意識した食事を考え食生活を心がけていくことにより、何が自然で何が不自然なのか、理屈でなくピンとくるようになります。
身体が覚えた感覚や知恵が、にせものやおかしな仕組みを瞬時に見抜く力がついていきます。
食べるという事「食欲」や、お金という経済「金銭欲」「健康」という身体に関することなどは日本の歴史の深い部分からの歪んだ仕組みが似ています。
根本の部分の事実を理解できていないと、延々と身体も不調のままだし、経済的な負担からも抜け出すことが難しく、常に頑張らないといけない毎日を過ごさなくてはいけない環境に身を置くことになります。
食べ物の違和感という意味では、
数日たってもカビの生えない、柔らかいままのおまんじゅう、これは保存料や軟化剤が入っている不自然さを感じますよね。
口に入れるものとしては、フッ素入り歯磨き剤、こちらも子どもの脳神経に影響や不妊、奇形、ガンの原因なども言われています。
米国などいくつかの国では、水道水にフッ化物が添加されていますが、添加に反対する人たちは「飲料水にまでフッ化物を添加すると、歯のフッ素症(幼児期に過剰に継続してフッ素を摂取すると、歯の表面が白くなり、発育不全が起こる)や骨肉腫などの病気を引き起こす」「過剰摂取は骨硬化症や脂質代謝障害と関連し、その害は想像以上に大きい」と訴えています。
一方、日本では厚生労働省がフッ素は虫歯予防に効果があるとして2003年「フッ化物洗口ガイドライン」を策定し文部科学省や地方自治体は学校での集団洗口を推奨し、子どもの歯に塗布したり、市販の歯磨き剤にも添加されています。
この動きに危機感を強めた日本弁護士連合会は11年、集団フッ素洗口・塗布の中止を求める意見書を厚労大臣、文科大臣、環境大臣に提出しました。
虫歯には効果があるようにみえても、全身疾患へのへの調査が不十分、過剰摂取の有害性を多岐にわたって指定、中止を求めていますが、日本医師会と日本学校歯科医院は、推進にかわりなしとの見解を発表で従来の方針が明記されたままになっています。
子どもの脳への影響について米国のハーバード大学のグランジャン博士などは警笛をならしています。
世界では最近の数十年間で水道水にフッ化物を添加する自治体数が半減し、住民の反対が広がったスウェーデンやオランダでも中止されました。
「過ぎたるは及ばざるがごとし」物事の程度をこえた行き過ぎは子ども達の健康を守れなくなります。
化学物質は微量なら効果があっても多く使用すると一転して危険になる物質もあります。
フッ化物は特に注意をしたいところです。
いつも標的になり有難い迷惑をこうむるのは子どもたちだとしっかり覚えておきましょう。
2023/05/24
発達障害や自閉症はしつけや愛情不足といった親の育て方が直接の原因ではありません
2003年全国の小中学校生を対象に文部科学省が学習障害の有無などに関する調査を行いました。
その調査で通常クラスの約3%の子ども達に落ち着きがなく、授業などに集中できない特徴があることが分かりました。(注意欠損多動性、学習障害など・・)
このような調査が行なわれ、その結果が新聞やマスコミなどで報道されたことから、注意欠損多動性障害(ADHD)や学習障害(LD)に対する保護者の関心が高まりました。
しかし、ADHDやLDに関する適切な知識や情報が不十分だったこともあり、多くの保護者が誤解したり、誤った概念などから不安を増長させてしまうことになります。
ADHDやLDに関するあいまいな情報や知識で不安な子育て中のママに、安心していただくために必要最低限の知識を得る事が重要です。
決してママのせいでもパパのせいでもありません。
まずはご相談にいらっしゃいませんか?
様々な指摘を受けたことで毎日が不安でいっぱいなママの心の言葉をゆっくりお伺いします。